OS2/Qt4/インストール(WarpIN)
まあ、念のためだ…
手動インスコしたい場合はこちら。
インストール(4.6.2 の場合)
※重要:Qt の wpi パッケージはアップグレードインストールをサポートしていない。 旧版をあらかじめアンインストールしておくこと。 (WarpIN を起動して旧版パッケージを右クリック、"De-install package..." を選ぶ。メニューの View オプションから "Application Packages Tree" を選んでツリー表示にしておけば当該パッケージ群を一気にアンインストールすることもできる)
前提要件
とりあえず libc063 と gcc442 を WarpIN でインスコしておく必要がある。 すでに手動で LIBPATH 中につっこんである場合はインスコしてから適当に(事前にインスコした DLL を)削除しておいたほうがいいかも。
- ftp://ftp.netlabs.org/pub/gcc/libc-0_6_3-csd3.wpi
- ftp://ftp.netlabs.org/pub/qt4/gcc-lib-4_4_2-20091204.wpi
(2010-11-21) gcc4core.wpi ってのに gcc434.dll, gcc442.dll, gcc444.dll が入ってるみたい…こっちを使った方が楽ですね。
ランタイムライブラリのインストール
XWorkplace を使っている場合と使っていない場合でパッケージが別になっている。
環境に合わせてインストールパッケージを選ぶ。
(ぶっちゃけトレイ用のプラグインがあるかないかってだけの話なんだけどね…)
- XWP あり:ftp://ftp.netlabs.org/pub/qt4/4.6.2/qt-lib-4_6_2.wpi
- XWP なし:ftp://ftp.netlabs.org/pub/qt4/4.6.2/qt-lib-4_6_2-noxwpdep.wpi
プラグイン以外のライブラリ DLL は \OS2\DLL にコピーされる。 それ以外のファイルはデフォルトでは \OS2\APPS\Qt4 以下のディレクトリに展開される(eComStation だと \ECS\APPS\Qt4 の下かもしれないが、持ってないので未確認)。
ほかに qt4 の設定ファイル(qtsys.conf)が環境変数 ETC のディレクトリに作成される。 たいていの場合 ETC には MPTN 下の ETC ディレクトリが設定されている(起動ドライブの \MPTN\ETC)。 手元の環境でインスコしてみたときは、qtsys.conf の内容はこうなっていた。
[Paths] Prefix = "D:/OS2/APPS/Qt4" Settings = "$(ETC)/xdg"
それから(すくなくとも OS/2 の場合は)環境変数 HOME を自分で設定する必要がある。 config.sys になんか書いてくれるとかインスコ時に警告出るとか、そういうことはまったくなかった…eComStation だとデフォルトで設定されてるの?
開発キットのインストール
qt-dev-4_6_2.wpi をインスコするだけ…インストール先が選べないようだ。 まあ Prefix と矛盾が出るといろいろマズいので仕方ないか…。
Qt アプリの開発には、すくなくとも Qt ランタイムのビルドに使われているのと同じ、もしくはそれ以降の gcc(4.4.2 + 3.3.5)と GNU make が必要。 あと MAKESHELL が cmd.exe であることが想定されている。 うかつに Unix ライクな環境と混ぜるとハマるので注意が必要。